性病は男性不妊の原因になる?
クラミジア・淋病との関係と妊活前に受けたい検査

性感染症というと、排尿時の痛みや尿道からの分泌物などの症状をイメージする方が多いかもしれません。しかし、クラミジアや淋病などの性感染症は、感染が尿道から精巣上体などへ広がることで炎症を起こし、まれに精子の通り道や精液所見に影響する可能性があります。そのため、男性不妊との関係が指摘されています。

この記事では、クラミジア・淋病などの性感染症が男性不妊にどのように関係するのか、どのような症状に注意すべきか、妊活前にどの検査を受ければよいのかを分かりやすく解説します。これから結婚・妊活を考えている方や、過去の感染歴が気になっている方はぜひ参考にしてください。

目次

性病は男性不妊の原因になることがある|
妊活前に一度検査しておくと安心

クラミジアや淋菌などの性感染症は、男性では尿道炎や精巣上体炎を起こし、炎症の広がりによって精子の通り道などに影響することがあります。そのため、性感染症の一部は男性不妊の原因になり得ます。

ただし、性病に感染したからといって必ず不妊になるわけではありません。 また、クラミジアなどは症状がほとんどないまま感染していることもあり、自覚症状だけで判断することはできません。

これから結婚や妊活を予定している男性は、妊活を始める前に一度性感染症を確認しておくと安心です。当院では、クラミジア・淋菌・梅毒・HIVなどをまとめて確認できる男性向けブライダルチェックをご用意しています。

性病が男性不妊につながるのはなぜ?

尿道から精巣上体へ感染が広がり、精子の通り道が障害されるため

クラミジアや淋菌は、まず尿道に感染して尿道炎を起こします。感染が上行すると、精管を通って精巣上体まで炎症が波及し、精巣上体炎を起こすことがあります。精巣上体は、精巣で作られた精子が成熟し、精管へ送り出される重要な通り道です。

炎症が強かったり、長期間持続したりすると、精巣上体や精管に瘢痕化・狭窄・閉塞が残ることがあります。片側だけであれば妊孕性への影響が限定的なこともありますが、両側性に障害が起こると、精子が射出精液まで到達できなくなり、閉塞性無精子症の原因となる可能性があります。

特にクラミジアは症状が軽い、あるいは無症状のこともあり、感染に気づかないまま炎症が続くケースがあります。そのため、痛みや排尿症状がなくても、過去の感染歴や妊活を考えている場合には検査で確認する意義があります。

感染による炎症や酸化ストレスが精子の質に影響するため

性感染症による炎症は、精子の通り道を物理的に塞ぐだけでなく、精液中の炎症反応を強めることで精子の状態に影響する可能性もあります。炎症部位では白血球が増加し、活性酸素(ROS)が多く産生されます。過剰な活性酸素は精子膜やDNAを障害し、精子の運動性や機能を低下させる要因になり得ます。

また、精巣上体は精子の成熟や運動能獲得に重要な臓器であるため、精巣上体に炎症が起こると、精子濃度・運動率・精子機能などの精液所見が悪化する可能性があります。ただし、性感染症にかかったすべての男性でこうした変化が起こるわけではなく、感染部位・炎症の程度・持続期間などによって影響は異なります。

そのため、「性病に感染した=不妊」とは言えませんが、クラミジアや淋菌などを未治療のまま放置しないこと、妊活前に現在の感染の有無を確認しておくことが重要です。

引用1 – Campbell KJ, et al. Impact of male genital tract infections on semen quality: a systematic review and meta-analysis. Fertil Steril. 2026;125(5):770-783.
引用2 – Agarwal A, et al. Relevance of Leukocytospermia and Semen Culture and Its True Place in Diagnosing and Treating Male Infertility. World J Mens Health. 2022.

男性不妊との関係で注意したい
性感染症

男性不妊との関連が特に重要なのは、クラミジアや淋菌など、尿道から精巣上体へ感染が広がる可能性のある性感染症です。一方、梅毒・HIV・B型肝炎・C型肝炎は、男性不妊の直接的な原因というより、妊活中のパートナーや将来の妊娠への影響を考えて確認しておきたい感染症です。

性感染症男性不妊との主な関係注意度
クラミジア尿道炎から精巣上体炎へ波及し精子の
通り道の狭窄・閉塞につながることがある
特に注意
淋病(淋菌)精巣上体炎を起こし重症例では
精管・精巣上体への影響が残る
特に注意
マイコプラズマなど尿道炎との関連が報告されているが不妊との
因果関係はクラミジアほど明確ではない
関連あり
梅毒男性不妊の直接的原因というより
妊娠・胎児への影響が重要
妊活前に検査推奨
HIV精液所見への影響やパートナーへの
感染リスクを考える必要がある
妊活前に確認
B型・C型肝炎不妊そのものよりパートナー・母子感染
対策の観点で重要
妊活前に確認

クラミジア

クラミジアは、男性不妊との関係で特に注意したい性感染症の一つです。男性では尿道炎を起こすことが多く、感染が尿道から精管を通って精巣上体まで広がると、精巣上体炎を発症することがあります。炎症が強かったり長期間続いたりすると、精巣上体や精管に瘢痕や狭窄、閉塞が残り、精子の通り道が障害される可能性があります。特に両側に障害が及ぶと、閉塞性無精子症につながることもあります。クラミジアは無症状のことも多いため、妊活前の検査が重要です。

淋菌

淋病(淋菌感染症)も、男性では尿道炎から精巣上体炎を起こすことがある性感染症です。典型的には排尿時の強い痛みや尿道からの膿などがみられますが、感染が上行すると陰嚢の腫れや強い痛み、発熱を伴う精巣上体炎に進展することがあります。適切に治療すれば多くは改善しますが、炎症が重症化した場合には精巣上体や精管に瘢痕化や閉塞が残る可能性があります。症状が強い分、早期に受診しやすい感染症ではありますが、放置せず速やかに検査・治療を受けることが大切です。

マイコプラズマなどその他の性感染症との関係

マイコプラズマ・ジェニタリウムなど、一部の性感染症も男性の生殖機能との関連が研究されています。マイコプラズマ・ジェニタリウムは男性の非淋菌性尿道炎の原因となり、尿道の違和感や排尿時痛、分泌物などを生じることがあります。一方で、クラミジアや淋菌ほど男性不妊との直接的な因果関係が明確に確立しているわけではありません。ただし、慢性的な炎症が生殖器に及ぼす影響については指摘されているため、尿道症状が続く場合や妊活前に感染が心配な場合には、必要に応じて検査を検討するとよいでしょう。

梅毒・HIV・B型肝炎・C型肝炎も妊活前に確認しておきたい

梅毒・HIV・B型肝炎・C型肝炎は、クラミジアや淋菌のように精子の通り道を直接障害して男性不妊を起こす感染症とは性質が異なります。ただし、妊活を考えるうえでは重要な感染症です。感染していることを知らないまま妊活を進めると、パートナーへの感染や、妊娠後の母子感染につながる可能性があります。特に梅毒やHIV、B型肝炎は妊娠前に感染状況を把握しておく意義が大きいため、妊活を始める前のブライダルチェックや性感染症検査で一度確認しておくと安心です。

性病による男性不妊で症状は出る?

排尿時の痛み・尿道からの膿や分泌物

クラミジアや淋菌などが尿道に感染すると、尿道粘膜に炎症が起こり、排尿時の痛みや違和感、尿道からの膿・透明〜白色の分泌物などがみられることがあります。特に淋病では膿性の分泌物や強い排尿痛が出やすい一方、クラミジアでは症状が比較的軽いこともあります。尿道炎を放置すると、感染が精巣上体などへ広がる可能性があるため、症状がある場合は早めの検査が重要です。

陰嚢・精巣周辺の痛みや腫れ

尿道の感染が精管を通って上行し、精巣上体まで炎症が広がると、陰嚢や精巣の周囲に痛み・腫れ・圧痛が現れます。これは精巣上体炎でみられる代表的な症状です。炎症が強かったり長期間続いたりすると、精巣上体や精管に瘢痕化や狭窄が生じ、精子の通過に影響する可能性があります。特に片側だけでなく両側に炎症が及んだ場合は、妊孕性への影響に注意が必要です。

発熱や陰嚢の熱感

精巣上体炎など炎症が強くなると、局所の血流が増加するため、陰嚢の熱感や赤みがみられます。さらに感染による全身性の炎症反応が強い場合には、発熱や悪寒、倦怠感を伴うこともあります。こうした症状は単純な尿道炎よりも感染が広がっている可能性を示すため、放置せず医療機関を受診することが大切です。急激な強い陰嚢痛がある場合は、精巣捻転など別の緊急疾患との鑑別も必要です。

まったく症状がないこともある

性感染症では、感染していても自覚症状がまったくないケースがあります。特にクラミジアは無症状または症状が軽いことがあり、感染に気づかないまま経過するケースも多くあります。そのため、「痛みや分泌物がない=感染していない」とは判断できません。無症状でも感染が持続すれば炎症が起こる可能性があるため、過去に感染リスクのある性交渉があった男性や妊活を始める男性では、症状の有無だけで判断せず検査で確認することが重要です。

過去にクラミジアや淋病になった男性は
不妊になる?

過去にクラミジアや淋病に感染したことがあるからといって、それだけで男性不妊と判断することはできません。多くの男性では、適切に治療されればその後の妊孕性に大きな影響を残さないこともあります。一方で、感染が長期間続いていた場合精巣上体炎などを起こした場合には、精子の通り道の狭窄・閉塞や精液所見への影響が残る可能性があります。そのため、過去の感染歴だけでなく、現在の精液所見や精巣・精巣上体の状態などを含めて評価することが重要です。

また、クラミジアや淋菌は一度治療しても免疫が十分につくわけではないため、再び感染することがあります。過去に治療済みであっても、その後に新たな性的接触があれば現在感染している可能性はあります。現在の感染の有無は、尿や咽頭などのPCR・NAAT検査で確認できます。妊活を始める前や、パートナーの感染が判明した場合、過去に感染リスクのある性交渉があった場合には、現在感染していないか一度確認しておくと安心です。

性病検査を受ければ
男性不妊かどうか分かる?

性病検査と男性不妊の検査は、目的が異なります。性病検査で分かるのは、主にクラミジアや淋菌、梅毒、HIVなどの感染の有無です。一方、「妊娠につながる精子が十分にいるか」「精子が正常に動いているか」といった妊孕性を評価するには、精液検査などが必要です。

※「ブライダルチェック」という名称や検査内容には統一された基準がなく、医療機関によって内容は異なります。

スクロールできます
比較項目性感染症クリニックの
性病検査・ブライダルチェック
不妊治療クリニックの
ブライダルチェック
主な目的性感染症に感染していないか確認する男性側の妊孕性を評価する
クラミジア・淋菌尿・咽頭などを検査実施する施設も多い
梅毒・HIV・B/C型肝炎血液検査で確認プランに含まれることがある
精液検査実施している施設もある精子濃度・運動率・形態などを評価
男性ホルモン検査実施している施設もある必要に応じて実施
精巣・陰嚢の評価感染症を中心に評価診察・超音波検査などを行う場合がある
分かること現在の性感染症の有無精子の状態や男性不妊の可能性
向いている人感染リスクを確認してから妊活したい人妊孕性そのものを詳しく確認したい人

性病検査で分かること

性病検査では、クラミジア・淋菌・梅毒・HIV・B型肝炎・C型肝炎など、現在感染している性感染症の有無を調べることができます。クラミジアや淋菌は男性でも無症状のことがあるため、妊活前に検査しておくことには意味があります。ただし、検査がすべて陰性であっても、精子の数や運動性まで正常であることを証明する検査ではありません。

男性不妊を調べるには精液検査などが必要

男性不妊を評価するうえで中心となるのが精液検査です。精液量や精子濃度、総精子数、運動率、形態などを確認し、妊娠につながる精子の状態を評価します。結果や診察内容によっては、男性ホルモン検査や精巣・陰嚢の超音波検査などが追加されることもあります。性病検査だけでは、男性不妊かどうかを判断することはできません。

妊活前は「性感染症の確認」と「妊孕性の確認」を分けて考える

妊活前の検査では、「感染症がないか」と「妊孕性に問題がないか」は別の評価として考えることが大切です。性感染症クリニックではクラミジアや淋菌などの感染確認を行い、精子の状態まで確認したい場合は不妊治療クリニックや泌尿器科で精液検査を受ける、という使い分けができます。必要に応じて両方を確認することで、より安心して妊活を始められます。

こんな男性は妊活前に性病検査を
検討しましょう

では、妊活前に性感染症検査をしたほうがいい場合はどういうシチュエーションなのでしょうか。「症状がある」「無症状だが性感染症の感染リスクがある」「過去に感染したことがある」など様々な理由が考えられますが、実際に妊活を始めてみてからの検査では遅い場合があります。

以下のようなケースの場合は性感染症の検査を検討しましょう。

  • 過去にクラミジアや淋病などの性感染症にかかったことがある
  • パートナーがクラミジア・淋病などの性感染症と診断された
  • 排尿時痛、尿道からの膿・分泌物などの症状がある、または過去にあった
  • 精巣や陰嚢の痛み・腫れがあり、精巣上体炎を指摘されたことがある
  • 不妊検査で精子濃度や運動率などの異常を指摘されている
  • 妊活を始めるにあたり、夫婦ともに感染症がないことを確認しておきたい

結婚・妊活前なら
男性もブライダルチェックを

ブライダルチェックは女性だけの検査ではない

ブライダルチェックというと女性が受けるイメージがありますが、性感染症は男女どちらにも起こります。男性でもクラミジアや淋病などが尿道炎や精巣上体炎を引き起こし、まれに妊孕性へ影響することがあります。結婚や妊活を機に、男性側も感染症の有無を確認しておくことは、将来の妊娠を考えるうえで大切です。

症状がなくても妊活前に感染症を確認できる

性感染症の中には、感染していても症状がほとんど出ないものがあります。特にクラミジアは無症状のまま経過することもあり、「痛みや分泌物がないから大丈夫」とは言い切れません。妊活前に検査を受けることで、症状のない感染を早めに見つけ、必要であれば治療したうえで妊活を始めることができます。

東京検査クリニックのブライダルチェック

東京検査クリニック五反田院では、結婚・妊活を控えた男性向けに、クラミジア・淋菌・梅毒・HIV・B型肝炎などの性感染症をまとめて確認できるブライダルチェックを行っています。性感染症は自覚症状がないまま感染していることもあるため、「症状はないけれど、妊活前に一度確認しておきたい」という方にもおすすめです。パートナーと一緒に検査を受けることもできます。

当院はJR五反田駅から徒歩2分とアクセスしやすい立地にあり、平日は21時まで、土日も診療しているため、仕事帰りや休日にも受診しやすい環境です。検査結果はWebで確認でき、再来院の負担も抑えられます。予約から検査までスムーズに受けられる体制を整えているため、結婚や妊活をきっかけに、まずは二人の感染症の有無を確認しておきたい方はお気軽にご相談ください。

受診の流れ

STEP
WEB予約
STEP
問診への回答
STEP
受診

当日は待ち時間なく
スムーズにご案内させて頂きます

ブライダルチェックに関する料金

価格検査項目
男性
ブライダル
チェック
26,800HIV / 梅毒(TP・RPR) /
B型肝炎
淋菌(性器) / クラミジア(性器)
マイコプラズマ2種(性器) /
ウレアプラズマ2種(性器) 
女性
ブライダル
チェック
29,800HIV / 梅毒(TP・RPR) /
B型肝炎
淋菌(性器) / クラミジア(性器)
マイコプラズマ2種(性器) /
ウレアプラズマ2種(性器) 
トリコモナス/ カンジダ
パートナー
同時検査
54,800上記項目を2名同時に検査
のどチェック7,400淋菌(咽頭) / クラミジア(咽頭)
C型肝炎
(オプション)
4,200C型肝炎(HCV抗体)
尖圭
コンジローマ
(オプション)
4,200視診にて判断
性器ヘルペス
(オプション)
4,200視診にて判断

当院のブライダルチェックは、淋菌・クラミジアだけでなく、マイコプラズマ・ウレアプラズマまで確認を行います。もし陽性だった場合は抗生物質で治療を行い、性感染症による妊活への影響を可能な限り減らしていきます。

妊活世代にとって利用しやすいクリニックであるために、検査結果はWebで確認、平日21時まで診療、駅から徒歩2分、予約なし受付可能といった体制を充実させています。もし症状などでお困りの際もご相談ください。

性病と男性不妊について
よくある質問

性病にかかると男性不妊になりますか?

性病に感染したからといって、必ず男性不妊になるわけではありません。ただし、クラミジアや淋菌などの感染が長期間続いたり、精巣上体炎を起こしたりすると、精子の通り道や精液所見に影響する可能性があります。

男性不妊の原因になりやすい性病は何ですか?

特に注意したいのは、クラミジアと淋病(淋菌感染症)です。尿道から感染が上行して精巣上体炎を起こすと、炎症や瘢痕化によって精子の通過に影響することがあります。マイコプラズマなども男性生殖器の炎症との関連が指摘されています。

性病による男性不妊には症状がありますか?

排尿時痛、尿道からの膿・分泌物、陰嚢の痛みや腫れ、発熱などがみられることがあります。一方で、クラミジアなどは感染していても症状がほとんどないことがあり、症状がないから感染していないとは判断できません。

過去にクラミジアや淋病になったことがあると不妊ですか?

過去に感染したことがあるだけで、不妊と判断することはできません。適切に治療され、その後に大きな後遺症がなければ妊孕性に問題がないケースも多くあります。心配な場合は、現在の感染確認に加えて精液検査などで評価します。

性病を治療すれば妊孕性は元に戻りますか?

感染そのものは適切な治療によって治癒を目指せますが、すでに精巣上体や精管に強い炎症・瘢痕化・閉塞が生じている場合、治療後も影響が残ることがあります。そのため、感染が疑われる場合は放置せず、早めに診断・治療することが重要です。

性病検査を受ければ男性不妊かどうか分かりますか?

性病検査で分かるのは、主に現在クラミジアや淋菌などに感染しているかどうかです。精子の数・運動率・形態などは分からないため、男性不妊そのものを調べる場合には、不妊治療クリニックや泌尿器科などで精液検査を受ける必要があります。

妊活前に男性も性病検査を受けたほうがいいですか?

過去に性感染症にかかったことがある方、コンドームを使用しない性交渉や複数のパートナーとの性交渉があった方、パートナーが性感染症と診断された方などは、妊活前の検査を検討するとよいでしょう。無症状の感染を確認する目的でも有用です。

夫婦のどちらかに性病が見つかった場合、二人とも検査が必要ですか?

クラミジアや淋病などが一方に見つかった場合は、パートナーも感染している可能性があります。片方だけ治療すると再感染につながることもあるため、必要に応じて二人で検査・治療を行うことが大切です。妊活を始める前に、感染が残っていないことを確認しておくと安心です。

まとめ|男性不妊が心配なら妊活前に性感染症を確認しておこう

クラミジアや淋菌などの性感染症は、尿道炎や精巣上体炎を起こし、まれに精子の通り道や精液所見へ影響することがあります。ただし、感染しただけで男性不妊になるわけではありません。性感染症は無症状のこともあるため、過去に感染リスクがある方や妊活を予定している方は、症状の有無にかかわらず一度検査で確認しておくことが大切です。

記事監修:島田航 泌尿器科専門医

2018年東京科学大学(旧東京医科歯科大学)医学部を卒業後、東京科学大学、JAとりで総合医療センター、土浦協同病院、神栖済生会病院にて泌尿器科を歴任。性感染症外来・泌尿器科外来に従事。

所属学会:日本泌尿器科学会/日本生殖医学会/日本泌尿器内視鏡ロボティクス学会/日本産業衛生学会

▪️参考文献

1)Campbell KJ, Venkatesh A, Golan R, et al. Impact of male genital tract infections on semen quality: a systematic review and meta-analysis. Fertil Steril. 2026;125(5):770-783.

2)Bragazzi NL, Bosch Castells V, Deng Q, et al. The Impact of Chlamydia trachomatis on Male Infertility: A Systematic Review and Meta-Analysis. Open Forum Infect Dis. 2026;13(1):ofaf782.

3)Fode M, Fusco F, Lipshultz L, Weidner W. Sexually Transmitted Disease and Male Infertility: A Systematic Review. Eur Urol Focus. 2016;2(4):383-393.

4)Haidl G, Allam JP, Schuppe HC. Chronic epididymitis: impact on semen parameters and therapeutic options. Andrologia. 2008;40(2):92-96.

5)Saleh RA, Agarwal A, Kandirali E, et al. Leukocytospermia is associated with increased reactive oxygen species production by human spermatozoa. Fertil Steril. 2002;78(6):1215-1224.

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