性病検査はどこで受ける?男性・女性は何科?
病院・保健所・郵送検査の違いを解説

性病検査を受けたいと思っても、「どこで検査すればいい?」「男性は泌尿器科?女性は婦人科?」「保健所でも検査できる?」など、受診先に迷う方は少なくありません。性病検査は、クリニックのほか、保健所や自治体、郵送検査キットなどでも受けられますが、検査できる性感染症の種類や費用、匿名性、結果がわかるまでの時間、陽性だった場合の治療対応などに違いがあります。

この記事では、性病検査を受けられる場所と何科を受診すればよいかを整理し、病院・クリニック・保健所・郵送検査の違いや、目的別の選び方まで解説します。

この記事のまとめ
  • 性病検査は、クリニック、保健所、郵送検査キットなどで受けられる。
  • 性感染症専門クリニックのほか、男性は泌尿器科、女性は産婦人科が主な受診先。
  • 症状がある場合やパートナーが陽性の場合は医療機関への受診が推奨される。
  • 保健所ではHIV・梅毒などを無料・匿名で検査できる場合がある。
  • 費用・匿名性・検査項目・結果判明までの時間は検査先によって異なる。
目次

性病検査を受けられる3つの場所

クリニック

クリニックでは、医師の診察を受けたうえで必要な性感染症検査を受けられます。 排尿時の痛み、性器のかゆみ・発疹、膿やおりものの異常など、すでに症状がある場合に特に適しています。検査で陽性だった場合、そのまま治療まで受けられることも大きな特徴です。

受診の流れは、受付・問診を行い、医師の診察後に尿・血液・膣分泌物・咽頭ぬぐい液など必要な検体を採取します。結果が出たあと、必要に応じて治療や再検査を行います。

排尿時の痛みや性器のかゆみ、できもの、分泌物などの症状がある場合は、医師が診察のうえ必要と判断した検査について保険が適用されます。一方、症状がなく「感染していないか確認したい」といった目的で受ける検査は、自費診療となるケースが一般的です。

結果をWeb上で確認出来る病院・クリニックも多くあります。

保健所・自治体の検査施設

保健所や自治体の検査施設では、HIVや梅毒などの検査を無料または低額で受けられる場合があります。 匿名で受けられる自治体も多く、「症状はないけれど一度検査しておきたい」という方に向いています。一方で、検査できる性感染症の種類や実施日が限られていることがあります。

基本的には、自治体のWebサイトなどで実施日時や予約方法を確認し、予約後に指定された会場で検査を受けます。採血などを行い、後日または当日に結果を確認する流れが一般的です。陽性だった場合は、あらためて医療機関を受診して精密検査や治療を受けます。

引用 – 厚生労働省「性感染症」

自宅で受けられる郵送検査

郵送検査は、自宅に届いた検査キットを使って自分で検体を採取し、検査機関へ返送する方法です。医療機関へ行く時間が取りにくい方や、できるだけ人と対面せずに検査したい方に利用しやすい方法です。

一方で、検査できる性感染症の種類や採取方法、結果がわかるまでの期間などは、提供するサービスによって異なります。そのため、クラミジア・淋菌・梅毒・HIVなど、どの項目を検査できるのかを事前に確認してから選ぶことが大切です。

Webサイトなどから検査キットを申し込み、自宅で尿・血液・膣分泌物などを採取して返送します。検査結果はWeb上などで確認できることが一般的です。ただし、症状がある場合や検査結果が陽性だった場合は、医療機関を受診して診察や治療を受ける必要があります。

性病検査は何科を受診すべきか

病院・クリニックを受診する際、具体的に何科を受診すればいいのでしょうか。実際に性感染症を診ているクリニック以外を受診した場合、適切な検査体制がなく検査出来ないという事も起こりえます。

性病検査を受ける診療科は、男性・女性という性別だけでなく、症状が出ている部位によっても異なります。迷った場合や複数の性感染症をまとめて調べたい場合は、性感染症科や性感染症専門クリニックを受診するとスムーズです。

<症状・目的別の適切な診療科まとめ>

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症状・目的おすすめの診療科
男性の排尿時痛・尿道から膿が出る・性器の違和感泌尿器科・性感染症科
女性のおりもの異常・不正出血・外陰部の痛みやかゆみ産婦人科・性感染症科
のどの痛み・違和感・扁桃炎耳鼻咽喉科・性感染症科
性器周辺のできもの・発疹・水ぶくれ・かゆみ皮膚科・性感染症科
症状はないが感染していないか確認したい性感染症科・性感染症専門クリニック
HIV・梅毒・クラミジア・淋菌などをまとめて調べたい性感染症専門クリニック
パートナーが性感染症陽性だった性感染症科・泌尿器科・婦人科などの医療機関

男性が性病検査を受ける場合は、泌尿器科や性感染症科が主な受診先です。排尿時の痛みや尿道からの膿、性器の違和感などがある場合は泌尿器科で相談しやすいです。排尿時の痛みや尿道の違和感がある場合は、クラミジア・淋菌などによる尿道炎の可能性があります。症状によって必要な検査が異なるため、尿道の違和感・ムズムズ感から考えられる性病と検査方法についても確認しておきましょう。

女性では産婦人科・性感染症科が適しています。おりものの変化、不正出血、外陰部の痛みやかゆみなどがある場合は、婦人科系の診察とあわせて性感染症検査を受けることができます。おりものの量や色、においに変化がある場合は、クラミジア・淋菌による子宮頸管炎のほか、細菌性腟症やカンジダなども考えられます。おりものが急に増える原因と性感染症を疑う症状についても詳しく解説しています。

また、症状が出ている部位によって受診先を選ぶこともできます。のどの痛みや違和感は耳鼻咽喉科、性器周辺のできもの・発疹・水ぶくれなどは皮膚科でも相談可能です。

ただし、複数の性感染症をまとめて調べたい場合や症状がなくても一通り検査したい場合は、性感染症専門クリニックの方が検査項目や採取部位をまとめて選びやすく、受診がスムーズです。

クリニック・保健所・郵送検査の違い

性病検査を受けられる場所の比較

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比較項目クリニック保健所・自治体郵送検査
費用有料無料または低額有料
匿名性・プライバシー性感染症専門クリニックでは匿名対応している場合もある匿名で受けられる自治体が多い自宅で受けられるため、対面せず検査しやすい
検査できる性感染症クラミジア・淋菌・梅毒・HIVなど、幅広く検査可能HIV・梅毒などが中心で、検査項目が限られる複数の性感染症をまとめて検査できる
結果がわかるまでの時間即日〜数日程度即日〜1〜2週間程度検体の返送後、数日〜1週間程度
陽性時の治療そのまま治療を受けられる医療機関の受診が必要医療機関の受診が必要
予約の必要性施設によって異なる事前予約が必要な場合が多いWebから申し込み
受けられる時間平日夜間や土日対応の
クリニックもある
実施する曜日・時間が限られる自宅で好きな時間に採取できる
症状がある場合適している基本的に検査のみのため不向き診察ができないため不向き
おすすめの人症状がある、すぐ治療したい、複数項目を調べたい人費用を抑えてHIV・梅毒などを調べたい人医療機関へ行く時間がなく対面を避けたい人

クリニック・保健所・郵送検査は、それぞれ費用や検査できる項目、結果が出るまでの時間などが異なります。

費用を抑えたい場合は保健所、自宅で検査したい場合は郵送検査が選択肢になりますが、検査項目や実施日時が限られることがあります。一方、症状がある場合や、陽性だったときにそのまま治療を受けたい場合は病院・クリニックが適しています。 また、クラミジア・淋菌・梅毒・HIVなど複数の性感染症をまとめて調べたい場合も、性感染症専門クリニックの方が検査内容を選びやすい傾向があります。

※保健所の検査内容・結果通知までの期間は自治体によって異なります。

【目的別】性病検査の方法まとめ

性病検査を受ける場所は、病院・クリニック、性感染症専門クリニック、保健所、郵送検査など複数あります。それぞれ費用や匿名性、検査できる項目、結果がわかるまでの早さ、陽性だった場合に治療まで受けられるかといった点が異なります。

そのため、「症状がある」「無料で検査したい」「匿名で受けたい」「できるだけ早く結果を知りたい」など、自分の目的に合わせて検査先を選ぶことが大切です。ここでは、目的・状況別にどこで性病検査を受けるのがおすすめかをわかりやすく整理します。

目的・状況おすすめの検査先
症状があるクリニック
症状はないが幅広く検査したい性感染症専門クリニック
無料で検査したい保健所・自治体
匿名で検査したい匿名対応クリニック・保健所・郵送検査
できるだけ早く結果を知りたい即日検査に対応したクリニックなど
陽性だった場合にすぐ治療したいクリニック
医療機関に行きたくない郵送検査

東京検査クリニックは、匿名対応・迅速検査対応・陽性時の治療対応の性感染症専門クリニックに該当します。

東京・五反田で性病検査をご希望の方は、東京検査クリニック五反田院の性病検査・診療案内をご確認ください。

保険証を使わずに性病検査を受けるなら自費のクリニック

保険証を用いて性病検査を受けると、医療費のお知らせという形で当該年に受診した医療機関の名称が書面で通知されます。また、2026年以降マイナ保険証に受診歴が紐づくため、記録として残ります。例えば、「クラミジア検査」という詳細までは記載されませんが、受診日・受診先医療機関名が残ります。

一方、自費診療では健康保険の医療費通知に受診情報が掲載されず、匿名で受診できる医療機関もあります。性病検査で保険証を使うと家族・会社にバレるのか、匿名・保険証なしで受ける方法について詳しく解説しています。

それぞれの検査方法の料金目安

性病検査にかかる費用は、保険診療・自費診療・保健所・郵送検査キットのどれを利用するかによって大きく異なります。症状があり、医師が検査を必要と判断した場合には健康保険が適用されることがありますが、症状がない状態で「念のため検査したい」という場合は、原則として自費診療となります。

また、保健所や自治体ではHIV・梅毒などの検査を無料で受けられる場合があり、医療機関を受診せずに検査できる郵送検査キットもあります。費用だけでなく、検査できる感染症の種類や結果が出るまでの時間、陽性だった場合にそのまま治療できるかも比較して、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

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検査方法値段の目安補足
保険診療1,000〜5,000円程度
※3割負担の場合
症状があり、医師が検査を必要と判断した場合などは保険適用
初診料・診察料・薬代が別途かかる
自費診療1項目 3,000〜8,000円程度症状がない場合の検査や、希望による性感染症検査は自費になることが一般的
複数項目のセットでは1万〜3万円程度
保健所・自治体無料の場合ありHIV・梅毒などを匿名・無料で
検査できる自治体があり
郵送検査キット1項目 3,000〜6,000円程度検査項目が増えるほど料金も高くなり、
複数項目のセットでは1万〜2万円前後

※実際の費用は、医療機関や検査する性感染症の種類、検査項目数などによって異なります。

東京で性病検査を受けるなら
東京検査クリニック五反田院

東京検査クリニック五反田院は、性感染症の検査・治療に特化した自由診療クリニックです。JR五反田駅から徒歩2分の場所にあり、平日は21時まで、土日も診療しています。仕事帰りや休日にも受診しやすく、保険証・マイナンバーカードは不要で、プライバシーに配慮した受診が可能です。

当院では、クラミジア・淋菌の迅速PCR検査やHIV・梅毒などの迅速検査に対応しています。検査項目によっては当日中に結果を確認でき、陽性だった場合の治療にも対応しています。東京で受けられる性感染症の即日迅速検査の種類・結果判明時間・料金についてもご案内しています。

検査料金・プラン

検査料金・プラン
クラミジア・淋菌チェック7,400 円
クラミジア・淋菌
チェック【迅速】
14,000 円
血液チェック8,400 円
性病予防薬/回1,500~ 円
ベーシックチェック12,800 円
スタンダードチェック21,800 円

当院は自由診療のクリニックであり、保険証の提示が不要で匿名での検査が可能です。また、診察料(初診料・再診料)は無料ですので、悩みだけでもまずはご相談ください。

性病検査の方法に関するよくある質問

性病検査は何科を受診すればよいですか?

男性で排尿時痛や尿道からの膿などがある場合は泌尿器科、女性でおりものの異常や不正出血、外陰部症状などがある場合は産婦人科が一般的です。性器や皮膚にできもの・発疹がある場合は、皮膚科で診察を受けることもあります。

症状がなくても病院やクリニックで性病検査を受けられますか?

はい。症状がなくても性病検査を受けることはできます。ただし、症状がない状態で「感染していないか確認したい」と希望して受ける検査は、一般的に自由診療となります。

性病検査は保健所でも受けられますか?

自治体によっては、保健所などでHIVや梅毒などの検査を無料・匿名で受けられる場合があります。費用をかけずに検査したい方にとって選択肢の一つです。

性病検査は匿名で受けられますか?

保健所の無料検査や一部の性感染症専門クリニックでは、匿名で検査を受けられる場合があります。郵送検査キットも、医療機関へ直接足を運ばず検査できる方法の一つです。

今日すぐに性病検査を受けたい場合はどこがおすすめですか?

当日中に検査を受けたい場合は、予約なし・当日受診に対応している性感染症専門クリニックなどが利用しやすいでしょう。医療機関によってはクラミジア・淋菌・HIV・梅毒などの迅速検査に対応しています。

性病検査で陽性だったら、そのまま治療できますか?

病院やクリニックで検査を受けた場合は、陽性判明後にそのまま治療へ進めることが一般的です。クラミジアや淋菌、梅毒などは、診断に応じて抗菌薬などによる治療を行います。

まとめ|症状や目的に合わせて性病検査を受ける場所を選ぼう

性病検査は、病院・クリニック、保健所、郵送検査キットなどで受けられ、それぞれ費用や匿名性、検査項目、結果が出るまでの時間が異なります。症状がある場合や陽性時にすぐ治療したい場合は医療機関、無料・匿名で検査したい場合は保健所、自宅で検査したい場合は郵送検査が選択肢です。感染機会や症状、検査したい項目に合わせて、自分に適した方法を選びましょう。

東京・五反田で性病検査をご希望の方は、東京検査クリニック五反田院の性病検査・診療案内をご確認ください。

記事監修:島田航 泌尿器科専門医

2018年東京科学大学(旧東京医科歯科大学)医学部を卒業後、東京科学大学、JAとりで総合医療センター、土浦協同病院、神栖済生会病院にて泌尿器科を歴任。性感染症外来・泌尿器科外来に従事。

所属学会:日本泌尿器科学会/日本生殖医学会/日本泌尿器内視鏡ロボティクス学会/日本産業衛生学会

▪️参考文献

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4)Spence T, Kander I, Walsh J, Griffiths F, Ross J. Perceptions and Experiences of Internet-Based Testing for Sexually Transmitted Infections: Systematic Review and Synthesis of Qualitative Research. J Med Internet Res. 2020;22(8):e17667.

5)Odesanmi TY, Wasti SP, Odesanmi OS, Adegbola O, Oguntuase OO, Mahmood S. Comparative effectiveness and acceptability of home-based and clinic-based sampling methods for sexually transmissible infections screening in females aged 14-50 years: a systematic review and meta-analysis. Sex Health. 2013;10(6):559-569.

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