男性の尿道から膿・分泌物が出る原因は?
クラミジア・淋菌との違いと検査目安を解説

尿道から膿や分泌物が出る場合、クラミジアや淋菌などの性感染症による尿道炎が原因となっている可能性があります。分泌物は、黄色い膿としてはっきり出ることもあれば、白っぽい分泌物、透明で水っぽい分泌物、朝だけ尿道口に付着する程度のこともあります。排尿時の痛みや尿道の違和感が軽い場合でも、感染している可能性は否定できません。

この記事では、男性の尿道から膿・分泌物が出る原因、クラミジアと淋菌でみられやすい症状の違い、分泌物の色だけで判断できない理由、受けるべき検査の目安について解説します。尿道口に膿が付く、下着にシミがつく、排尿時にしみるなどの症状がある方は、原因を確認するための参考にしてください。

目次

尿道から膿・分泌物が出る場合、
性感染症による尿道炎を疑います

尿道口から白い・黄色い・透明な分泌物が出る場合、尿道に炎症が起きていると考えられます。下着に膿のような汚れが付く、朝起きたときに尿道口がくっつく、尿道の先から液体がにじむといった症状は、尿道炎でよくみられるサインです。

特に、性行為のあとに尿道から膿や分泌物が出てきた場合は、淋菌やクラミジアなどの性感染症による尿道炎を疑います。淋菌では黄色っぽい膿が多く出ることがありますが、クラミジアでは透明〜白っぽい分泌物で、症状が軽いこともあります。ただし、分泌物の色や量だけで原因を断定することはできません。

尿道の痛みや排尿時痛が軽い場合でも、性感染症に感染していることがあります。症状が自然に軽くなったとしても、感染が残っていたり、パートナーにうつしてしまったりする可能性があるため注意が必要です。尿道から膿や分泌物が出る場合は放置せず、検査で原因を確認することが大切です。

尿道から出る膿・分泌物とは?
よくある症状の出方

尿道口からの黄色い膿

尿道口から黄色〜黄緑色の膿が出る場合、淋菌性尿道炎などの性感染症が原因になっている可能性があります。膿の量が多い、下着に付着する、排尿時に強い痛みを伴う場合は特に注意が必要です。ただし、色だけで原因を断定することはできないため、検査で確認することが大切です。

白っぽい分泌物

尿道口から白っぽい分泌物が出る場合、クラミジア性尿道炎などでみられることがあります。膿のように目立たず、少量で気づきにくいこともあります。排尿時の違和感、尿道のむずむず感、軽い痛みを伴う場合もあり、症状が軽くても感染している可能性があります。

透明・水っぽい分泌物

透明または水っぽい分泌物が出る場合も、尿道炎のサインであることがあります。黄色い膿ほど目立たないため見逃されやすく、「少し濡れている」「尿道口が湿っている」と感じる程度です。性行為後に続く場合や違和感を伴う場合は、性感染症の検査を検討しましょう。

朝起きたときに尿道口が固まっている

朝起きたときに尿道口がくっついている乾いた分泌物で固まっている場合、夜間に尿道から分泌物や膿が出ていと考えられます。日中は気づきにくくても、起床時に症状が目立つことがあります。尿道炎ではよくある相談のひとつで、放置せず検査で原因を確認することが重要です。

下着に膿やシミがつく

下着に黄色い膿、白っぽい分泌物、透明なシミがついて気づくこともあります。自覚症状が少なくても、分泌物が続く場合は尿道炎や性感染症が隠れている可能性があります。特に性行為後に下着の汚れが増えた場合は、クラミジア・淋菌などを含めた検査を受ける目安になります。

男性の尿道から
膿・分泌物が出る主な原因

男性の尿道から膿や分泌物が出る原因は大きく分けて、感染性か非感染性に分かれます。感染性の中でも性感染症の病原体が原因のこともあればその他の細菌による前立腺炎・精巣上体炎も起こり得ます。非感染性としては、尿道への物理的な損傷が考えられます。

男性の尿道から膿や分泌物が出る原因を表にまとめます。

原因膿・分泌物の特徴補足
淋菌性尿道炎黄色〜黄緑色、量が多い
膿っぽいことが多い
排尿時痛を伴いやすい
クラミジア性尿道炎白〜透明、量が少ないこともある症状が軽い
無症状のこともある
マイコプラズマ・ウレアプラズマ透明〜白っぽい、長引くことがあるクラミジア・淋菌陰性で疑う
一般細菌による尿道炎分泌物の性状はさまざま性感染症以外でも起こる
前立腺炎・精巣上体炎分泌物より痛み
発熱が目立つこともある
発熱や陰嚢痛があれば注意
尿道への刺激・損傷透明な分泌物や違和感性行為・自慰・強い摩擦など

淋菌

淋菌は、性行為やオーラルセックスなどで感染する細菌です。男性では尿道炎の原因となり、黄色い膿、強い排尿痛、尿道の熱感などが出やすいのが特徴です。症状が強く出ることもありますが、咽頭感染では無症状のこともあります。

クラミジア

クラミジアは、性感染症の中でも頻度が高い細菌感染症です。男性では尿道炎を起こし、白っぽい分泌物、尿道の違和感、軽い排尿痛などがみられます。症状が軽い、または無症状のこともあり、気づかないまま感染が続くことがあります。

マイコプラズマ・ウレアプラズマ

マイコプラズマ・ウレアプラズマは、非淋菌性尿道炎の原因として関わることがある細菌です。特にマイコプラズマ・ジェニタリウムは、クラミジアや淋菌が陰性でも尿道炎が続く場合に疑われます。尿道の違和感、分泌物、排尿痛の原因になることがあります。

「非淋菌性」とは淋菌・クラミジアが陰性の場合の尿道炎で積極的に疑っていく尿道炎というイメージです。

クラミジアと淋菌では
膿・分泌物の出方が違う?

クラミジアと淋菌は膿・分泌物の出方に違いがります。クラミジアは「白っぽくさらさらしているイメージ」、淋菌は「黄色でドロっとしているイメージ」です。

しかし、クラミジアと淋菌は同時感染も多く、淋菌だけだと思っていたらクラミジアも被っていてクラミジアの症状は目立たなかったケースもあり、一概に判断はできません。

以下に、淋菌とクラミジアそれぞれの尿道炎の特徴をまとめます。

項目淋菌性尿道炎クラミジア性尿道炎
分泌物の色黄色〜黄緑色が多い白色〜透明
分泌物の量多いことが多い少量のことが多い
痛み強い排尿時痛を伴いやすい軽い違和感程度
発症時期性行為後2〜7日程度が目安性行為後1〜3週間程度
症状の強さ急に強く出ることがある軽いまま続くことがある
判断方法PCR検査PCR検査

淋菌・クラミジアは「PCR法」と呼ばれる核酸増幅検査で調べます。

膿・分泌物の色や量だけで
原因を判断できない理由

膿や分泌物の色・量は、原因を考えるうえで参考にはなりますが、それだけでクラミジア・淋菌・マイコプラズマなどを正確に見分けることはできません。たとえば淋菌性尿道炎では黄色〜黄白色の膿が多く出ることがありますが、症状が軽いケースもあります。一方で、クラミジアでは透明〜白っぽい分泌物や少量の違和感にとどまることが多いものの、はっきりした膿が出ることもあります。

また、感染からの経過時間、体質、すでに抗菌薬を飲んでいるか、複数の性感染症に同時感染しているかによっても、分泌物の見た目は変わります。見た目だけで自己判断してしまうと、治療の遅れやパートナーへの感染につながる可能性があるため、尿道から膿や分泌物が出た場合は、色や量にかかわらず尿検査やPCR検査で原因を確認することが大切です。

それぞれの病原体に効く抗菌薬はそれぞれ異なります。

尿道から膿・分泌物が
出るときに一緒に出やすい症状

尿道から膿や分泌物が出る場合、分泌物だけでなく、排尿時の痛みや尿道の違和感、かゆみなどの症状が同時に出るケースがあります。症状の出方は原因によって異なりますので、以下で確認しておきましょう。

排尿時の痛み・しみる感じ

尿道炎では、尿が通るときに尿道の粘膜が刺激され、排尿時に痛みやしみる感じが出ます。特に、尿道から膿が出ていて排尿時痛も強い場合は、淋菌性尿道炎などを疑うきっかけになります。

ただし、痛みの強さだけで原因を判断することはできません。排尿時痛が軽くてもクラミジアやマイコプラズマなどが隠れていることがあるため、膿や分泌物を伴う場合は検査で確認することが重要です。

尿道の違和感・ムズムズ感

「尿道の奥がムズムズする」「なんとなく違和感がある」「尿道に残尿感のような不快感がある」といった症状も、尿道炎でよくみられます。膿がはっきり出る前に、違和感だけが先に出るケースもあります。

特にクラミジアでは、強い痛みよりも軽い違和感として始まることが多いです。性行為後に尿道の違和感が続く場合は、分泌物が少なくても性感染症の可能性を考える必要があります。

尿道のかゆみ・むずがゆさ

尿道の入口や奥にかゆみ、むずがゆさを感じることもあります。分泌物が少量の場合、「かゆいだけ」「少しムズムズするだけ」と感じて放置されることがありますが、尿道炎の初期症状として出ている可能性があります。

かゆみだけであれば皮膚のかぶれや刺激の影響も考えられますが、尿道から透明・白色・黄色の分泌物が出ている場合は、性感染症による尿道炎を確認するための検査が必要です。

尿道口の赤み・腫れ

尿道口が赤くなったり、少し腫れたように見えたりすることもあります。膿や分泌物が尿道口に付着していると、下着との摩擦や乾燥によってさらに刺激が加わり、赤みやヒリヒリ感が出ることがあります。

ただし、見た目の赤みだけでは、尿道炎なのか、亀頭包皮炎やかぶれなのかを判断することは難しいです。尿道からの分泌物を伴う場合は、尿道炎を前提に原因菌の検査を行うことが大切です。

精巣・睾丸の痛みや重だるさ

尿道炎がある状態で、精巣や睾丸の痛み、重だるさ、違和感が出る場合は注意が必要です。クラミジアや淋菌などが原因で炎症が広がると、精巣上体炎を起こすことがあります。

精巣の痛みや腫れ、発熱を伴う場合は、尿道炎だけでなく泌尿器科での評価が必要になることもあります。膿や分泌物に加えて陰嚢の痛みがある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

当院でよくある
尿道から出る膿の相談パターン

相談例01|クラミジア
20代男性

数日前から、朝起きたときに下着に少量のシミがつくようになり、尿道口に透明〜白っぽい分泌物が付着していることに気づいて受診されました。排尿時の痛みは強くなく、「少ししみる感じがある」「尿道の奥がムズムズする」といった軽い症状が中心でした。思い返すと、症状が出る1〜2週間前にコンドームなしの性行為があり、性感染症の可能性が心配になったとのことでした。

診察では、尿道からの分泌物があること、性行為後の経過としてクラミジア性尿道炎が疑われることから、尿検査でクラミジア・淋菌の検査を行いました。結果として、クラミジアが陽性、淋菌は陰性でした。クラミジアは症状が軽くても感染していることがあり、分泌物の量が少ない場合でも検査で確認することが大切です。

相談例02|淋菌・クラミジア同時感染
30代男性

数日前から排尿時に強い痛みがあり、尿道口から黄色っぽい膿が出るようになったため受診されました。朝起きたときに尿道口が膿で固まっている感じがあり、下着にも黄色いシミがついていました。症状がはっきりしていたため市販薬で様子を見ることも考えたそうですが、痛みと膿の量が増えてきたことから性感染症を心配して来院されました。

診察では、黄色い膿と強い排尿時痛があることから淋菌性尿道炎が疑われましたが、クラミジアとの同時感染も少なくないため、尿検査でクラミジア・淋菌の両方を確認しました。結果として、淋菌とクラミジアの同時感染が確認されました。淋菌は症状が強く出やすい一方で、クラミジアを同時に持っていることもあるため、膿の色や痛みの強さだけで判断せず、原因菌を検査で確認することが重要です。

尿道から膿・分泌物が出るときに
受けるべき性病検査

尿道から膿や分泌物が出ている場合、まず確認したいのはクラミジア・淋菌による尿道炎です。どちらも男性の尿道炎の原因として多く、性行為後に尿道口から白色・透明・黄色の分泌物が出る場合や、排尿時痛を伴う場合に疑います。特に淋菌は症状が強く出やすく、黄色い膿や強い痛みをきっかけに気づくことがありますが、クラミジアとの同時感染もあるため、片方だけでなく両方を確認することが重要です。

一方で、クラミジア・淋菌が陰性でも、尿道の違和感や分泌物が続くケースがあります。その場合は、マイコプラズマ・ウレアプラズマなど、一般的なクラミジア・淋菌検査だけでは分からない原因菌も候補になります。症状が長引いている方、過去に治療したのに再発した方、パートナーが同様の症状を繰り返している方では、追加で確認する意義があります。

検査結果判明まで(/迅速)受けた方がよいケース
クラミジア3日程度/90分白〜透明な分泌物、軽い症状
パートナー陽性
淋菌3日程度/90分黄色い膿、強い排尿時痛
性行為後数日で発症
マイコプラズマ/
ウレアプラズマ
4-5日程度クラミジア・淋菌陰性でも症状が続く
梅毒2日程度/15分しこり・ただれがある場合

「いつ検査をするべきか?」と患者様から問われることがありますが、症状がある(=膿や分泌物が出ている)場合はその日のうちに検査をして問題ありません。

尿道からの膿・分泌物に
対して行う検査・治療

検討すべき検査・治療

  • 淋菌/クラミジア検査(3日程度で結果判明)
  • 淋菌/クラミジア迅速検査(90分で結果をお伝え)
  • 淋菌治療
  • クラミジア治療
  • 性病予防薬

当院では、尿道からの膿・分泌物、排尿時の痛み、尿道の違和感などがある方に対して、性行為の時期や症状の出方、パートナーの感染歴を確認したうえで、淋菌・クラミジアを中心に必要な検査をご案内しています。淋菌・クラミジア検査は通常3日程度で結果を確認でき、早めに原因を知りたい方には、約90分で結果をお伝えできる淋菌・クラミジア迅速検査にも対応しています。

また、性感染症の再感染が不安な方や、感染リスクを下げたい方には、性病予防薬についてもご相談いただけます。検査結果はWebで確認でき、五反田駅から徒歩2分、平日21時まで診療しているため、お仕事帰りや急な不安があるタイミングでも受診しやすいクリニックです。受診しやすいクリニックです。

クラミジア・淋菌の即日(90分)迅速PCR検査

淋菌の迅速検査を可能にするGeneXpert®︎
検体は専門スタッフが丁寧に取り扱い

当院では、クラミジア・淋菌の検査に迅速PCR検査機器(GeneXpertシステム)を導入しています。尿や分泌物などの検体から病原体の遺伝子を検出する検査で、一般的な外注検査よりも短時間で結果を確認しやすい点が特徴です。当院の場合は、90分程度で淋菌・クラミジア(性器・咽頭)の検査結果をお伝えする事が出来ます。

GeneXpert CT/NG Assayにおける陽性的中率・陰性的中率(※男性尿検体)

検査対象感度特異度陽性的中率陰性的中率
クラミジア98.5%99.8%96.5%99.9%
淋菌98.3%99.9%97.5%99.9%
陽性的中率・陰性的中率とは?

陽性的中率は「陽性と判定された人が実際に感染している割合」、陰性的中率は「陰性と判定された人が実際に感染していない割合」を示します。Xpert CT/NG Assayは、クラミジア・淋菌のDNAを検出するPCR検査であり、短時間で精度の高い結果確認が可能です。ただし、検査精度は検体の採取方法や感染からの経過時間にも影響されるため、症状や感染機会に応じて適切な時期に検査を受けることが大切です。

尿道の膿・分泌物に対する検査から治療までの特徴

STEP
来院予約(Web予約可能)

Web予約は24時間受付中です

STEP
事前問診

詳しい症状(いつから・症状の程度・他の症状)を記載下さい

STEP
検体採取

専門スタッフが丁寧に説明いたします

STEP
結果はWeb確認

再来院は不要で検査結果はご自身のスマホから確認できます

STEP
治療

診断や症状に応じて治療を行います

尿道の膿・分泌物に関する検査料金・プラン

検査料金・プラン
クラミジア・淋菌チェック7,400
クラミジア・淋菌
チェック【迅速】
13,400
マイコプラズマ・ウレアプラズマ
チェック
9,800
クラミジア治療5,400
淋菌治療9,800
性病予防薬/回1,500~
スタンダードチェック21,800

当院は自由診療のクリニックであり、保険証の提示が不要で匿名での検査が可能です。また、診察料(初診料・再診料)は無料ですので、相談だけでもまずはご相談ください。

性感染症のクラミジア・淋菌は抗菌薬を正しく服用して完治する病原体ですが、抗体や免疫は一般的にはつかないとされており、何回でも感染する可能性はあります。性病予防薬で感染確率を減らす事ができますので、気になる方は併せてご相談ください。

尿道の膿・分泌物について
よくある質問

尿道から膿が出たら性病ですか?

尿道から白色・黄色・透明の膿や分泌物が出る場合、クラミジアや淋菌などの性感染症による尿道炎を疑います。特に、性行為後に症状が出た場合は注意が必要です。ただし、分泌物の見た目だけで原因を断定することはできないため、尿検査などで原因を確認する必要があります。

黄色い膿が出る場合は淋菌ですか?

黄色っぽい膿や量の多い分泌物、強い排尿時痛がある場合は、淋菌性尿道炎でみられることがあります。ただし、クラミジアや他の菌でも分泌物が出ることがあり、淋菌とクラミジアに同時感染しているケースもあります。膿の色だけで判断せず、淋菌・クラミジアの両方を確認することが大切です。

透明や白っぽい分泌物でも性病の可能性はありますか?

あります。クラミジアでは、透明〜白っぽい分泌物や少量の分泌物、軽い尿道の違和感として出ることがあります。症状が軽いと「気のせい」「自然に治るかも」と考えてしまうことがありますが、感染している場合はパートナーへうつす可能性があります。

尿道から膿が出ているのに痛みがないことはありますか?

痛みがほとんどない場合でも、性感染症による尿道炎の可能性はあります。クラミジアでは、強い排尿時痛がなく、分泌物や違和感だけで気づくことがあります。痛みの有無だけでは感染を否定できないため、尿道から分泌物が出ている場合は原因を確認した方がよいです。

朝だけ尿道口が固まっているのは何ですか?

朝起きたときに尿道口がくっついている、下着にシミがついている、尿道口に白っぽいものが付着している場合、夜間に出た分泌物が乾いて固まっている可能性があります。クラミジアや淋菌による尿道炎でみられることがあり、日中に膿が目立たなくても感染していることがあります。

膿や分泌物は自然に治りますか?

一時的に量が減ったり、症状が軽くなったりすることはありますが、感染そのものが治ったとは限りません。原因菌が残っていると、症状が再び出たり、パートナーへ感染を広げたりする可能性があります。自己判断で様子を見続けるより、原因を確認して適切な治療につなげることが重要です。

尿道の膿がある場合、どの検査を受ければよいですか?

まずはクラミジア・淋菌検査が基本になります。クラミジアや淋菌は男性の尿道炎の代表的な原因であり、膿や分泌物、排尿時痛、尿道の違和感がある場合に確認します。クラミジア・淋菌が陰性でも症状が続く場合は、マイコプラズマ・ウレアプラズマなどを追加で調べることがあります。

膿が出ている間に性行為をしても大丈夫ですか?

尿道から膿や分泌物が出ている間は、原因が分かるまで性行為は控えた方がよいです。性感染症が原因だった場合、コンドームを使用しても感染リスクを完全にはなくせません。検査結果が出て、必要な治療が終わるまでは、パートナーへの感染を防ぐためにも性行為を避けることが大切です。

まとめ|尿道から膿・分泌物が出る場合は、クラミジア・淋菌などの検査を受けましょう

尿道から膿や分泌物が出る場合、クラミジアや淋菌などによる尿道炎の可能性があります。黄色い膿、白っぽい分泌物、透明な分泌物など見た目はさまざまで、色や量だけで原因を判断することはできません。放置すると症状が続いたり、パートナーへ感染を広げたりするおそれがあるため、尿検査などで原因を確認し、必要な治療につなげることが大切です。

記事監修:島田航 泌尿器科専門医

2018年東京科学大学(旧東京医科歯科大学)医学部を卒業後、東京科学大学、JAとりで総合医療センター、土浦協同病院、神栖済生会病院にて泌尿器科を歴任。性感染症外来・泌尿器科外来に従事。

所属学会:日本泌尿器科学会/日本生殖医学会/日本泌尿器内視鏡ロボティクス学会/日本産業衛生学会

▪️参考文献

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