パートナーがクラミジア陽性だったら?
自分の感染リスク・検査方法・検査時期を解説

パートナーがクラミジア陽性と診断された場合、「自分も感染しているのでは?」「症状がなくても検査が必要?」「いつ検査を受ければいい?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、パートナーがクラミジア陽性だった場合の自分の感染リスク、適切な検査方法・検査時期、治療の必要性や性行為再開の目安について、性感染症専門クリニックが詳しく解説します。

この記事のまとめ
  • パートナーがクラミジア陽性だった場合、無症状でも検査する。
  • パートナー関係におけるクラミジアの感染伝播確率は、約55.5%と推定。
  • クラミジア検査は、感度の高いPCR法やTMA法などの核酸増幅検査が推奨。
  • 感染機会からの日数にかかわらず早めに受診し、必要に応じて検査や治療を検討。
  • パートナー間の再感染を防ぐため、双方が適切に検査・治療を受けることが重要。
目次

パートナーがクラミジア陽性だったら
自分も感染しているのか

パートナーが陽性でも必ず感染しているとは限らない

クラミジアは感染者との性的接触によって感染しますが、1回の性行為で必ず感染するわけではありません。感染の可能性は、性行為の内容や感染部位、コンドームの使用状況などによって異なります。そのため、パートナーが陽性でも自分の検査結果が陰性となる場合があります。

しかし、パートナーに感染する確率は約55.5%との報告もあります。クラミジアの感染リスクについて詳しくは、性行為1回でのクラミジアの感染確率と検査すべきタイミングをご覧ください。

引用 – Towards more robust estimates of the transmissibility of Chlamydia trachomatis.

無症状でもクラミジアに感染している可能性がある

クラミジアは感染しても自覚症状が現れないことが多い性感染症です。男性では排尿時の痛みや尿道の違和感、女性ではおりものの変化や不正出血などがみられることがありますが、無症状のまま経過するケースもあります。クラミジアの男女別の症状や検査方法については、クラミジアの検査・治療で詳しく解説しています。

コンドームを使用していても感染することがある

コンドームを正しく使用することで、クラミジアの感染リスクを減らすことができます。ただし、感染リスクを完全になくせるわけではありません。

例えば、挿入時にコンドームを使用していても、コンドームを使わずにオーラルセックスを行った場合は、咽頭や性器に感染する可能性があります。また、性行為の途中からコンドームを装着した場合にも感染リスクが残ります。

コンドームを使用していた場合でも、パートナーが陽性と判明した際には検査を検討しましょう。

パートナーがクラミジア陽性だった
場合にすべきこと

自分もクラミジア検査を受ける

パートナーがクラミジア陽性だった場合、症状がなくても自分自身の検査を受けることが推奨されます。クラミジアは無症状で感染しているケースが多く、感染の有無を症状だけで判断することはできません。

検査では、男性は尿、女性は膣分泌物などを採取し、PCR法などでクラミジアの感染を調べます。また、オーラルセックスがあった場合には、咽頭クラミジアの検査も検討します。

ただし、感染機会から間もない場合は、検査で陰性となる可能性があります。検査時期が早すぎる場合には、医師と相談して再検査を検討することが重要です。

検査結果が出るまでは性行為を控える

パートナーがクラミジア陽性と判明した場合は、自分の感染状況が確認できるまで性行為を控えましょう。クラミジアは腟性交だけでなく、オーラルセックスやアナルセックスでも感染する可能性があります。また、コンドームを使用していても感染リスクを完全になくすことはできません。

性行為の再開は、双方の感染状況や治療の完了を確認したうえで判断しましょう。 一般的には、単回投与の治療では服薬後7日間、7日間の内服治療では全日程が終了するまで性行為を控え、パートナーも治療を完了していることが重要です。

クラミジア治療後の再検査について、詳しくはクラミジア治療後の再検査はいつ?必要性・陽性が続く原因を解説を参照ください。

迅速検査は簡易抗原迅速ではなくPCR/TMA法で行う

クラミジアの検査では、簡易抗原迅速検査よりも感度の高いPCR法やTMA法などの核酸増幅検査が推奨されます。簡易抗原迅速検査は感度が低く、実際には感染していても陰性と判定される「偽陰性」のリスクが高いことが問題です。

感染を見逃すと適切な治療機会を逃し、パートナー間で感染を繰り返す「ピンポン感染」につながる可能性があります。パートナーがクラミジア陽性の場合は、検査の速さだけでなく、検査精度を重視することが重要です。

東京検査クリニックの迅速検査はリアルタイムPCR法で見逃しの少ない検査法で検査します

パートナーがクラミジア陽性だった
場合の検査時期

クラミジア検査を受ける時期

検査を受けるべき時期:いつでも

一般的に、クラミジア検査は感染機会から数日〜1週間程度経過してから受けることが目安とされます。ただし、パートナーがクラミジア陽性と判明している場合は、感染機会からの日数を問わず、いつでも検査を受けることが推奨されます。

オーラルセックスがあった場合は咽頭検査も検討

クラミジアは性器だけでなく、オーラルセックスによって咽頭にも感染する可能性があります。咽頭クラミジアは無症状のことが多く、喉の痛みや違和感がなくても感染している場合があります。

特に、フェラチオやクンニリングスなどのオーラルセックスでは、性器と咽頭の間でクラミジアが感染する可能性があるため、性器の検査だけでなく咽頭検査も検討することが重要です。

クラミジア検査実績が豊富な当院の特徴

検討すべき検査

  • クラミジア通常検査(3日程度)
  • クラミジア迅速検査(90分)

パートナーがクラミジア陽性と診断された場合は、自分も感染している可能性があるため、症状がなくても検査を受けることが重要です。クラミジアは無症状で感染していることが多く、感染に気づかないままパートナー間で感染を繰り返す「ピンポン感染」につながることがあります。そのため、パートナーが陽性と判明した場合は、できるだけ早く検査を受け、必要に応じて治療を検討しましょう。

当院では、クラミジア・淋菌の迅速PCR検査に対応しており、約90分で結果を確認できます。感度の低い簡易抗原検査ではなく、精度の高いPCR法によって感染の見逃しを減らすことが重要です。ただし、感染直後はPCR検査でも陰性となる可能性があるため、検査時期や治療の必要性について医師が判断します。性感染症の即日迅速検査の項目・料金・結果判明時間についてもご案内しています。

検査料金・プラン

検査料金・プラン
クラミジア検査4,200 円
クラミジア検査【迅速】7,500 円
クラミジア治療5,400 円
スタンダードチェック21,800 円

当院は自由診療のクリニックであり、保険証の提示が不要で匿名での検査が可能です。また、診察料(初診料・再診料)は無料ですので、相談だけでもまずはご相談ください。

クラミジアは日本で最も多い性感染症の1つであり、無症状だからこそ広まりやすいといった特徴があります。パートナーへの感染などセンシティブな領域で他の人に相談しづらい問題だからこそ、当院は患者様1人1人に寄り添います。

パートナーのクラミジア陽性に関する
よくある質問

パートナーがクラミジア陽性でも自分は陰性ということはありますか?

はい、あります。クラミジアは感染者との性行為で必ず感染するわけではないため、パートナーが陽性でも自分は陰性の場合があります。

パートナーがクラミジア陽性だった場合、浮気が原因ですか?

クラミジア陽性だからといって、必ずしも浮気が原因とは限りません。クラミジアは無症状のまま長期間感染している場合があり、過去の感染が後から判明することもあります。

パートナーがクラミジア陽性でも、症状がなければ検査は不要ですか?

いいえ、症状がなくても検査を受けることが推奨されます。クラミジアは無症状で感染していることが多く、放置すると感染を広げたり、合併症につながったりする可能性があります。

パートナーがクラミジア陽性だった場合、どのくらい感染しやすいですか?

クラミジアは通常のキスによる感染リスクは低いと考えられていますが、オーラルセックスでは咽頭や性器に感染する可能性があります。

パートナーと二人ともクラミジアの治療を受けたら、いつから性行為を再開できますか?

一般的には、単回投与の抗菌薬では服薬後7日間、7日間の内服治療では服薬をすべて終了するまで性行為を控えます。また、双方の治療が完了し、症状がある場合は消失していることも重要です。

まとめ|パートナーがクラミジア陽性なら自身も検査を

パートナーがクラミジア陽性と診断された場合は、自分も感染している可能性があるため、症状がなくても検査を受けることが重要です。クラミジアは無症状で感染していることが多く、放置するとパートナー間で再感染を繰り返す原因になります。検査には感度の高いPCR法やTMA法が推奨され、感染機会から間もない場合は再検査が必要になることもあります。

東京・五反田で性病検査をご希望の方は、東京検査クリニック五反田院の性病検査・診療案内をご確認ください。

記事監修:島田航 泌尿器科専門医

2018年東京科学大学(旧東京医科歯科大学)医学部を卒業後、東京科学大学、JAとりで総合医療センター、土浦協同病院、神栖済生会病院にて泌尿器科を歴任。性感染症外来・泌尿器科外来に従事。

所属学会:日本泌尿器科学会/日本生殖医学会/日本泌尿器内視鏡ロボティクス学会/日本産業衛生学会

▪️ 参考文献

1)Althaus CL, Heijne JCM, Low N. Towards more robust estimates of the transmissibility of Chlamydia trachomatis. Sex Transm Dis. 2012;39(5):402-404.

2)Huffam S, Chow EPF, Leeyaphan C, et al. Chlamydia infection between men and women: a cross-sectional study of heterosexual partnerships. Open Forum Infect Dis. 2017;4(3).

3)Meyer T. Diagnostic procedures to detect Chlamydia trachomatis infections. Microorganisms. 2016;4(3):25.

4)Workowski KA, Bachmann LH, Chan PA, et al. Sexually transmitted infections treatment guidelines, 2021. MMWR Recomm Rep. 2021;70(4):1-187.

目次